2016年8月31日水曜日

Summer Trip Vol.1:瀬戸内国際芸術祭2016~女木島


夏休みを利用し、瀬戸内海の島・女木島と男木島に行ってきました。今年は3年に一度の瀬戸内海国際芸術祭が開催されています。

芸術祭がない時も訪れているのですが、何度訪れても飽きません。訪れるごとに好きになっていきます。

芸術祭が開催されていないときでも常設作品はたくさんあり、そのアート作品は島に溶け込んでおり島の一部となっています。


女木島

高松の沖合約4Kmに浮かぶ島。高松港からフェリーに乗ってわずか20分で到着することができます。最近では関東からのリピーターも多く、都会から少しだけ離れたプチリゾート地としても注目されています。


女木島港に着くと、たくさんのカモメたちが出迎えてくれます。
カモメの駐車場/木村崇人


↓休校中の小学校をアート作品として展示。カラフルなでサイケデリック!!こんな小学校に通ってみたい。圧倒される作品。パワーをもらえます。



女根 / 大竹伸朗


↓昔の映画館をアーティスティックに蘇らせた作品!チャップリンの映画が上映されていました。映画好きとしてはとてもテンションのあがる展示。


↓ロビーには映画の著名人の似顔絵が飾ってありました。
ISLAND THEATRE…/依田洋一朗


↓約400個の陶のブロックを設置。島の自然、景色の一部として島に溶け込んでいました。
段々の風/杉浦康益


この日猛暑日真っ只中だったのですが(36度!)それ以上に女木島という場所、またアート作品はエネルギッシュで真夏の暑さ以上に熱い場所でした。これまで2度訪れており、今回で3回目にとなるのですが何度言っても刺激をもらえる自分にとってのパワースポットです☺︎

男木島の旅に続く。。

2016年8月28日日曜日

MOVIE:Sing Street



1985年、不況下のアイルランド・ダブリンが舞台。両親の不仲や転校先でのイジメによって人生のどん底を感じている主人公14歳のコナー。ロンドンの音楽シーンをTVで見ている時だけが幸せを感じられるひと時。ある日、街で見かけたラフィーナに一目ぼれしたコナーは、「僕のバンドのPVに出ない?」と口走る。慌ててバンドを組んだコナー、楽器の猛特訓と曲作りの日々が始まった。コナーの心に芽生えた恋心と音楽への好奇心が、大きな情熱へと変化していく。



80年代のUKロック、バンド、ファッション、恋、友情、家族との関係。その時代がリアルタイムで青春時代だったわけではないけど、胸をぎゅーっとつかまれっぱなしでした。当時って未熟が故に、嫌なことがあるともう人生の終わりくらいに悩んだりするんだけど、そんな中でもカルチャーや友達、恋によって灰色の毎日がきらきらとまばゆいばかりのものに変わったりもする。そんな甘酸っぱい青春時代を思い出して彼らを見ているとちょっとしたシーンでも涙が溢れてきてしまいました。

登場人物も主人公コナーをはじめ、バンドメンバー、コナーが恋するラフィーナ、コナーのお兄ちゃん、脇役だけど美術の先生まで魅力的な人がたくさん。バンドメンバーの個性あふれるキャラクター達には笑わせてもらいました。中でもお気に入りは漫画などでもよくいる何でもできてしまう主人公の相棒的なエイモスくんと地味に目立ちたがり屋、キーボード担当の黒人のンギグくん。ンギグくんはもっと掘り下げて欲しかったな〜(他のバンドメンバーたちもですが、、)

主人公コナーくんはストーリーが進むにつれてどんどんかっこよくなっていきましたね。

ラフィーナちゃんはエッジの効きまくった美少女!いつもパンツスタイルなのが◎デニムオンデニムスタイルがかっこよかったな。いつも大人びていて強い印象だけど、終盤で初めてコナーくんに愚痴を言ってしまうシーンには泣かされました。コナーくんがあのとき立ち去ったのは弱いラフィーナちゃんを見たくなかったんだろうな。彼自身も精神的にまだ未熟だったし。そんな10代の描きかたもぐっとくるポイントでした。

あとは何と言ってもコナーくんのお兄さん。彼の存在はコナーくんにとっても映画を観ている観客にとっても非常に大きい。もうどれだけ泣かせるんだと言いたいです😅

音楽はもうとにかく全編通して最高です!
80年代のバンドの曲(デュランデュラン、ジャム、クラッシュ、スミスetc...)も良いのですが、なんといっても彼らのバンド、シングストリートの曲が素敵すぎます。
80年代UKロックの良いとこ取り!な曲たちには思わず映画館で体が動きそうになりました。映画観終わって渋谷のタワレコに直行してサントラ購入しました☺︎

ジャケットが圧倒的に良いので輸入盤を購入したのですが、中ジャケットは映画の名場面の数々の写真が載っていて、それを観て映画のことを思い出して愛しい気持ちがこみ上げてきました。


映画の中でも一番好きな曲「Drive It Like You Stole It」この曲が歌われるシーンは映画の中でも屈指の名場面だと思います。

2016年8月25日木曜日

KMD「Bl_ck B_st_rds」



90年代のHIPHOPを変えていたかもしれない。



KMD「Bl_ck B_st_rds」1993年制作。2000年発売。

They are ”KMD”

活動期間:1989年〜1993年
出身地:ニューヨーク ロングビーチ
メンバー:ゼブ・ラブ・X(現MF Doom)(MC)、サブロック(DJ) 、オニックス(MC)

1991年に1st「Mr.Food」をリリース。好評を博し、1993年に2ndアルバム『Black Bastards』を制作したものの、人種差別的なジャケが問題となると同時に、ゼブ・ラブ・Xの実弟であるメンバーのサブロックが事故により突然逝去するという不幸に見舞われアルバムもお蔵入りとなる。ゼブ・ラブ・Xが悲しみを覆い隠すように鉄仮面を被りMF DOOM(METAL FACE DOOM)として活動を再開するまでには多くの時間を要したが、現在に至るまでMC、プロデューサー業において活動し続けている。


ジャケットアートワーク、アルバムタイトル、それらにまつわるアクシデント、メンバーのサブロックの死、そして活動中止、、彼らを取り巻いていた不遇な出来事の数々はこのアルバムによって引き起こされたかのようななんだかいわくつきのアルバム。色々あって解散した数年先の2000年にやっと発売されたというのが驚きです。この作品、聴いてびっくり、93年付近に発売されていた名盤達のどれとも似てない唯一無二の作品だから。引き合いにするアーティストが見つからない。これが予定通り93,94年あたりに発売されていたらHIPHOP史はまた違うものになったのかな?とかいうことを考えてしまいます。

ライムスターの宇多丸さんがNWAについて語っていた時に「本物のギャングであるイージーEが甲高い声であることが逆に怖い、ヘナチョコ声の怖さを感じる」と語っていたのですが、私はKMDを聴いた時にその怖さをひしひしと感じました、、ゼブ・
ラブ・Xは別にギャングではないんだけどその特徴的なハイトーンボイスのラップを初めて聴いた時にちょっとギクッとなってしまいました。しかもフローのスキルが高いから余計に。トラックもドープなんだけどハイトーンていうアンバランスさが全篇を通して不穏さを醸し出しています。とにかく色んな意味でヤバい作品と言えると思います。(褒め言葉)


2016年8月24日水曜日

D'Angelo「Voodoo」



人間に必要な音楽



D'Angelo「Voodoo」2000年発売。

He is ”D'Angelo”

活動期間:1991年〜
出身地:バージニア リッチモンド


シンガー・ソングライター兼プロデューサー。ヴォーカルだけでなく、ピアノ、ギター、そして作詞作曲といったプロダクション作業までこなすマルチな才能を持つ。ヒップホップ、ソウル/R&B、ジャズを革命的なスタイルで取り入れた2作目「Voodoo」で、第43回グラミー賞最優秀R&Bアルバムを受賞。当時R&B/SOULの新しい潮流として注目を集めていた“ネオ・ソウル“の中心的存在として世界中に名を馳せる。ジャンルや世代を超えて多くのアーティストに影響を与え続けている存在である。


ディアンジェロの音楽を聴いたとき、この音楽は何なんだろう。。?」とものすごく不思議な気分になったと同時に聴き進めていくと、空気のように水のように自分の体の中にすーっと馴染んでいく、そんな感覚に捉われました。
私はソウルやジャズ、ファンクといった音楽に関しての知識はほぼないので(むしろブラックミュージックはHIPHOPしか聴いてきませんでした。)本当に自分がただただ感じたままのことを述べると、すごく優しくて純粋。先に記述したしたとおり、体に馴染む。そして音楽へのリスペクト。そう「思う」というよりは「感じる」という表現が正しいです。

気がつけば何度も何度も繰り返してしまう。なくてはならない存在。あまりにも馴染むので、ないと違和感を感じる。自分にとってディアンジェロに出会ってから、彼の音楽はそれほど重要なものになってしまいました。聴くというより全身で感じる音楽です。

2016年8月20日土曜日

PARK MIX TAPE VOL.4:SUNDAY IN THE PARK



PARKでミックステープを作るならその4。

第3弾は”日曜日の公園で聞くプレイリスト”

天気の良い日曜日はサンドイッチとスコーンを作ってコーヒーをボトルに淹れ、バスケットに入れて持って行く。そんなときにぜひ一緒に連れて行って欲しいのはPARKの日曜日の公園にぴったりの曲たちが入ったミックステープ!ウォークマンでもラジカセでもOK。
外で聴けばご機嫌でハッピーな日曜日にしてくれること間違い無しな選曲にしました☺︎


☀︎選曲リスト☁︎


1.My Girls/Animal Collective

晴れた日の空をバックに飛ぶ水しぶきのようにキラキラとした音楽。明るくてまぶしい。スタートにぴったりです♪


2.K Is For Kelson/Bibio

あらゆる音が混ざり合った賑やかで楽しい曲なんだけど同時に気持ち良さも提供してくれるすごい曲◎


3.Another View Point/Conelius

この曲のドラムのビートをバックにバトミントンでも😁


4.Fancy Itch/Forest Of Tongue

ドリーミー。芝生の上に寝っ転がり汚れるのも草が付くのにも気にせずにゴロゴロとしたい気分にかられます☺︎


5.Many Many Many Many Many/Yukari Fresh

おやつを片手におしゃべりタイムのときに☺︎女の子のおしゃべりのようなキュートな曲。

6.YY2/蓮沼執太

まったりと平和な日曜日を公園にて謳歌できることに対しての幸せ。そんなことを思わず感じてしまえる曲。


7.Decorate/トクマルシューゴ

のびのびとした声と音は素敵な公園での日曜日を演出してくれます☺︎


8.Between Cans/HINDS
ローファイなガールズサウンドは夢心地な空間を提供してくれます。花かんむりを作るのもよし。昼寝するのもよし。


9.Big Yellow Taxi/Riddim Saunter

ジョニ・ミッチェルの名曲、しかも男性なのですが最高に心地よく最高のカバー曲となっています☺︎日曜日に公園で〜というコンセプトにとてつもなくぴったりです。

10.My World/The Go!Team

日曜日の公園でのプレイリストの締めくくりはちょっぴりセンチメンタルなインスト曲。ノスタルジックな要素も感じられます。楽しかった日曜日の終わりが切ないのは大人になっても変わりません。。



2016年8月17日水曜日

PARK MIX TAPE VOL.3:RUNNING PLAY LIST


PARKでミックステープを作るならその3。

第3弾は”ランニング用プレイリスト”

ランニングのときにシャッフルで曲を聴いてて、無条件にテンションが上がってスピードアップできる曲、爽快な気分にしてくれる曲、気持ちよーくなれる曲、、ランニング中にオススメ(ウォーキングでもオッケーですよ!)の曲を集めたミックステープになります★


☀︎選曲リスト☁︎

1.スポーツマン/細野晴臣

タイトルからしてぴったりです😜でもそれだけではなく、規則的なテクノサウンドによって一定のリズム感を保って走ることができます◎


2.Dafault/Django Django

不可思議なズンドコリズム。体の奥底まで響き渡るようで、リズミカルに走れます。


3.Once In A Lifetime/Talking Heads

走っている時、サビのLetting the days go by〜の部分を一緒に口ずさんでしまいます😁


4.Bring The Noise/Public Enemy
テンションが上がる1曲!なんだかファイト精神にかられるので苦しくなったときに聴いたら自分を奮い立たせられます◎


5.Daylight/Matt&Kim
ハイトーンボイスの男の子ボーカルと心躍るキャッチーなメロディ。元気でます!そしてPVでも本人たちがすごい格好で走ってます、、笑


6.Yeah(Pretentious Version)/LCD Sound System

疾走感溢れる曲!これがかかるとタイムがスピードアップします💨


7.Genesis/Grimes

グライムスのボーカルがのびのびとしていて気持ちよいんです。


8.The Surgeon General(No Child Left Behind)/R.ROSE&Bob Ostertag

テクノは走るときに最高です〜音がドンドンと自分の中に響きわたってきます◎


9.Out In The Street/Africa Hitech

Out In The Street〜♪のループの中毒性すごいです。ランナーズハイの時とこの曲のマッチ具合は最高です。


10.Scribble/Under World

ラストスパートに最高に上がります!


2016年8月9日火曜日

A Tribe Colled Quest「The Low End Theory」


高貴なHIPHOP。




A Tribe Colled Quest「The Low End Theory」1991年発売。

They are ”A Tribe Called Quest”

活動期間:1985年〜1998年、2006年〜2013年
出身地:ニューヨーク クイーン

メンバー:Q-Tip(MC、プロデューサー)、ファイフ・ドーグ(MC)、アリ・シャヒード・ムハマド(DJ、プロデューサー)
ネイティブ・タン(草食系・文化系ヒップホップなイメージを打ち出したレーベル)の中核グループのひとつであった。彼らとジャングル・ブラザーズとデ・ラ・ソウルを加えた3つのグループの登場により、ヒップホップにおけるニュースクール時代が到来。3rdアルバム「The Low End Theory」は『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、153位にランクイン。


デラソウルを聴いたときには「こんなに楽しいHIPHOPがあるんだ!」と思いましたが

ATCQを聴いたときは「こんなにおしゃれなHIPHOPがあるんだ!」という気持ちになりま

した。HIPHOPを聴かない人にも勧めたい1枚。

まず、ジャケット素敵です。最初スタンド?と思いました(ハイウェイスターと

か。。?)そしてジャズを基調としたトラックに、Q-tipの少し鼻にかかった声とファイフの

少しハイトーンのしゃがれ気味の声。アルバム全体を心地よさが包んでいると言っても良

いほどに、聴いていると気持ち良さが立ち込んできて、”音に浸る”という感覚を味わえま

す。コーヒーをお供に、アナログ盤にて楽しみたくなるよなアルバムだと思います。ゆっ

りと大人の夜を楽しむ際のBGMにぴったりです。(読書とかちょっとした作業時にかけ

もはかりどりそう◎)時がって年齢を重ねても、楽しむことができるんじゃないかな

思います。

2016年8月7日日曜日

M.I.A「Arular」



世界で一番かっこいい女性!!




M.I.A「Arular」2005年発売。

She is ”M.I.A”

活動期間:2000年〜
出身地:ロンドン

民族的にはタミル系スリランカ人 。セントラルセントマーティンズを卒業後ビジュアルアーティストろして活動中、カナダ人ラッパーのピーチズのステージを感化され音楽の道へ進むことに。デビューアルバム「Arular 」は当時としては画期的でその後の音楽シーンに多大な影響を与えたと言われる。セカンドアルバム「kala」は2007年、ローリングストーン誌のベストアルバムと絶賛された。政治的な内容を含んだMVや歌詞も多い。

私の中ではビヨンセよりもガガよりもマドンナよりも世界で一番かっこいいのは、M.I.Aこ

とマヤです!(彼女達も大好きですが)

音楽、歌詞、ビジュアル、世界観、哲学全てがツボです。

初めて「Bucky Done Gun」のMVを観たときに曲調にもビジュアルにも衝撃を受けまし

た。ロッキーのテーマソングをサンプリングしたとんがりまくったトラックにお腹の底に

ンズンくるリズム。今まで聴いたことのない音楽でした。このアルバム全体に、今まで

に自分の体感した事のないようなリズム、音、言葉選びが詰まっていました。ビジュアル

エキゾチックな美女なのですが同時にワイルドさも感じられとても魅力的です。デザイ

の勉強をして、デザイナーとしても活動していたため自分の世界観を魅せる事へのポテ

シャルがとても高い人なんでしょうね。美人なのですがセクシーさを打ち出さずにエッ

ジの効きまくった攻撃的な姿勢でい続ける彼女には痺れっぱなしです。「Sunshower」の

MVのタイガーリリーな世界観も大好きです☺︎

2016年8月5日金曜日

Main Source「Breaking Atomes」


カラフルなHIOHOP!!


Main Source「Breaking Atomes」1991年発売。


THEY ARE "BREAKING ATOMS"

活動期間:1989年~1994年
出身:ニューヨーク、トロント
メンバー:ラージプロフェッサー(プロデューサー、MC)、Kカット(DJ)、サースクラッチ(DJ)

複雑な内容を語る知的なリリックと、脳を刺激するほどタイトなトラックが特徴。楽曲「Live At The BBQ」に当時10代のNASを客演に迎えたことでも知られる。活動期間は短いもののデビュー作「Breaking Atoms」はHIPHOP史に重大な影響を与えた。



NASの歴史的名盤「illmatic」の中でも個人的No.1!!である超名曲「Halftime」、「One 

Time 4 Your Mind」、「I Ain't Hard To Tell」の3曲をプロデュースしたラージプロッフェ

サーが所属していたグループ。これはチェックしないではいられない!まず、アルバムジャ

ケット!!このサイケデリックなカラリング。これだけでこのグループは何か特別なものを感

じますよね😎

このジャケットに限らず音もラップもカラフルでリズミカル。明るいトーンのピアノ音が

所々アクセントになっており、それによって軽快さもプラス。

「Vamos A Rapiar」なんて、 なんだかPEANUTS(スヌーピー)のアニメとかに かかって

いても大丈夫そうな曲だと思うのです。

そうそう、「Live At The BBQ 」はデビュー前のNASが参加していています。18歳くらい?

それでもNASと一発でわかる声、ラップ。恐るべし。




BEST SONG「Live At The BBQ 」

若かりし頃のNASの声が堪能できる名曲です。

しかしこのグループの作品「Breaking Atoms」以外手に入りにくい状況なのが残念です。。

2016年8月2日火曜日

Mobb Deep 「The Infamousus」


90年代。当時のニューヨークのストリートの雰囲気を体感できるグループ。




Mobb deep「The Infamous」1995年発売。

They are ”Mobb Deep”

活動期間:1986年〜
出身地:ニューヨーク クイーンズ

メンバー:ハヴォック(MC)、プロディジー(MC)1990年代ヒップホップの礎を築きあげたグループのひとつ。悪名高いニューヨークのプロジェクト(低所得者用住宅)、クイーンズブリッジ・ハウジズというタフな環境の中で成長した彼らは、攻撃的なスタイルのヒップホップを繰り広げ、コンシャスなリリックを紡ぐMC達とは一線を画した。2人とも曲を作ることができる。

やっぱり自分はこの時代のEast CoastのHIP HOPが大好きだなあと、この作品を聴くたびに

思うのです。ドープでダークでハード。全体的にこれらの雰囲気が漂っています。

二人のラップは冷静(冷徹、、の方が合うのかも)なんだけど、とても危険な香りがする

のです。リリックも命かけてる感じです。大げさではなくて。そして過激なことをうたって

いても言い回しにセンスを感じます。


例えば15曲目のShook Ones PartⅡの

"I'm only nineteen but my mind is older nd when the things get for real my warm heart turns cold"

”まだ19だけど感情は大人だぜ、全てがかなったらオレの熱い心は醒めてくる”

というフレーズには本当にシビれました。

全体的にドープな曲達の中で7曲目の「Temperature's Rising」でソウルフルな女性ボーカル

がフューチャーされていてこの殺伐な雰囲気の中で心地よさが感じられる箇所でもありま

す。ここで一旦落ち着いて、8曲目の「Up North Trip」へつながっていく流れがたまらない

です。私は彼らの作品を聴くときにはピンとして居直って聴く、くらいの姿勢に思わずな

ってしまうのです。。