2016年7月31日日曜日

Jay-Z「Blueprint」


うーん濃厚。聴きやすいのにPOPすぎない、絶妙なバランス感覚。Jay-Zさんすごい。。



Jay-Z「Blueprint」2001年発売。
He is ”Jay-Z”


活動期間:1986年〜
出身地:ニューヨーク ブルックリン
グラミー賞受賞者。MTVが選ぶ「世界的にもっとも偉大な輝きが衰えないラッパー」「世界的にもっとも頂点に君臨するラッパー」にも選ばれた。亡くなったThe Notorious B.I.Gは親友だった。トラックメイカーとしても優れている。



Jay-Zはビヨンセの旦那様のHIPHOP界のking。という知識しか持っていなくて作品を聴く

でになかなか腰が持ち上がらなかったのです、、

ところが、このアルバムを聴いて、聴かず嫌いでごめんなさいとなりました。こんなに多

彩な音を作り出せる人だとは!R&B、ソウル、ブルースなどを取り入れてしかもJay-Zのラ

ップにものすごくマッチしているのでかっこいいと同時に心地よさすら感じてしまうので

す。女性ボーカルの取り入れ方も絶妙で、3曲めのI.Z.Z.O(H.O.V.A)なんてJacksnn5の「I 

Want You Back」をサンプリングした軽快なナンバーなのですがフックでJay-Zと一緒に唄

っている女性コーラスが、可愛いんだけどすごく馴染んでいて。楽しい気分になれる曲で

大好きです。あと8曲目Heart Of The City (Ain't No Love)のフックで流れるのはものすご

ソウルフルな男の人の歌声なのですがこのトラック、コーラス、Jay-Zのフロウ、全てがか

っこよて聴いてるとクラクラきます😁聴いた人に何かしらの爪痕を残す曲だと思いま

キュートな女性の声ともソウルフルな男性の声とも、そして全くテイストの違うトラ

ク、全てを彼のものにしてしまうのが凄すぎます。

ちなみに2曲目のTakeoverはNASをdisっておりますね。。NASもこの後アンサーソングで対

応しており、二人の間でしばらくビーフは続きます。ただ、現在は和解しているようです。

天才ふたりのレベルの高いバトル、、なかなかアツい😳

2016年7月28日木曜日

PARK MIX TAPE VOL.2:HIP HOP FOR BEGINNERS



PARKでミックステープを作るならその2。

ミックステープの選曲楽しいです〜

第2段は”HIPHOP FOR BEGINERS”

ミックステープと言ったらやっぱりHIPHOP!早くやりたくてうずうずしていたので第2弾


で早速やってしまいました☺︎(でもHIPHOP関連のミックステープはこれからも違う形で打

ち出す予定です◎)


HIPHOPをあまり知らない、興味のない人達に楽しんでもらえるように。HIPHOP苦手、

味ない、という人たちの理由を掘り下げてみるとやはり「ラップに抵抗がある。」「単

調で同じ曲に感じる。」「怖い、、いかつい、、」この辺をクリアできるんじゃないかな

と思う選曲にしました!(いかつい、はたぶんクリアできていない選曲もあるかも。。😅)


☀︎選曲リスト☁︎

1.Juicy/The Notorious B.I.G

ビギーの骨太ラップと甘めなトラックと女性ボーカルのコントラストが◎トラックがキャッチーなので入りやすいと思います!


2.Walk This Way/RUN DMC

誰でも一度はどこかで聴いた事があると思われます!エアロスミスの楽曲をサンプリングしてスティーブンタイラーのボーカルも取り入れていてテンションの上がる一曲!


3.Izzo(H.O.V.A)/Jay-Z

Jackson5「I Want You Back」をサンプリングしたポップチューン!コーラス部分「H to the izz-O, V to the izz-A~🎶」は思わず一緒に口ずさみたくなるはず。


4.Quality Control/Jurassic 5

メンバー4MCのマイクリレーがコミカル!ヒップホップでこんなに楽しいんだ!と思わせてくれる曲です♪


5.Definition/Black Star

ラテン感あふれるものすごく気持ちよ〜い曲。でもキャッチーなのでとっつき易くもあり。


6.Gangsta Love/Warren G Feat.Kruput,Nate Dogg&RBX

爽やかなサウンドとコーラスが夏にぴったり◎カリフォルニアの風を感じれます〜オープンカーに乗りながら聴きいてみたいです

7.Get Your Walk On/Xzibit

フロウも声も(見た目も)男らしいですね〜とにかくアッパーでかなりアガる曲!


8.人間発電所(CLASSIC MIX)/BUDDHA BRAND

ジャパニーズヒップホップです。私がHIP HOPを聴き始めるきっかけになった曲でもあります。それまでHIPHOPに興味のない人間の心を突き動かせる力がこの曲にはあります!




2016年7月26日火曜日

その男、Kencrick Lamar



He is "Kendrick Lamar"

活動期間:2003 or 2004年~
出身:カリフォルニア コンプトン

2012年のシングル「スウィミング・プールス(ドランク)」で注目を浴びると、同年のアルバム『グッド・キッド、マッド・シティー』もヒット。2015年のグラミーでは最優秀ラップ・ソングなどを受賞し、各メディアが絶賛。2015年のアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』は前作以上の支持を得て、2016年2月のグラミーでは最多の11ノミネートを獲得し、5冠を達成。



音楽、歌詞、アートワーク、ファッション性、思想(哲学)...

全てがたまらなく自分のドツボにはまってしまうアーティストが数年に1回出てくるので

すが、このケンドリックくんがまさにその存在です。


アートワーク:「To Pimp A Butterfly」のジャケットが強烈。カッコよすぎる。中の写真

も。

お金を持った黒人の子供たちと写っている写真ヤバイ(カッコイイ)です。ヤバイという

言葉で最近物事の感想を片付けてしまいがちだけどこの場合は本当に良い意味でヤバイ。





PV:「I」と「King kunta」の地元愛と一体感が感じられる雰囲気が大好きで何度でも見て

しまいます。

ケンドリックたちが踊っている酔いどれのようなダンスも気になる。(brup upとkrumpスタ

イルというらしいです)。躍動感とものすごいパワー。爆発的なエネルギーがガンガンこち

ら側に伝わってきます。あとこの2つのPV、ファッションも同じような感じなのが良い笑

白Tにジーンズにキャップというのが個人的にはとてもツボ。派手な舞台や煌びやかな衣装

なんて彼には必要ないんですあと「Alrightは」センスがものすごくよく、彼自身の哲学

とかアイデンティティーを垣間見られる晴らしいPVになっております。

「Alright」



「King Kunta」



ヒップホップアーティストは亡くなっていてもうライブを観ることはできない人がたくさ


んいるのが残念であるのだけど、このケンドリックくんに至ってはまだ若いしこれからま


すます脂がのってくるであろうから楽しみだし、同じ時代に生きれて本当に良かったと思

うのです☺︎同年代の誇り!できれば現地のライブを堪能したいなあ、、

2016年7月23日土曜日

PARK MIX TAPE VOL.1:GIRL'S POP



PARKでミックステープを作るならその1!ミックステープここへきて憧れです。カセットのあのフォルム、デザインがかわいいんで

すよね。

カセットは小学生のときに使っていました。カセットデッキのボタンで聴きたい曲や聴き

たい箇所を早送り・巻戻しボタンで自分でセットしてましたね、、懐かしい。

今はデジタルオーディオでボタン一つで聴きたい曲にワープできますからね。あの面倒く

さい感じと、カセットならではの音質というものを改めて楽しんでみたいです。曲名と曲

についての一言コメントを添えた曲リストを自分でデザインして、その紙をケースの中に

いれて人にプレゼントしたいです。


さて、vol.1は”ガールズポップ”です。

ポップというよりロックよりの曲もありますが、、キュートでパワフルな女性たちの素敵

な楽曲をお供にドライブに出かけるもよし、家でゆったりと鑑賞するのも良し、ラジカセ

を引っ張り出してきて音楽を楽しみましょう〜


☀︎選曲リスト☁︎
1.Going To Heaven To See The Househunters & Fat/Yukari Rotten

ユカリフレッシュさんの別プロジェクト。1日の始まりにぴったりなとってもフレッシュな曲。女の子だけでドライブ行く時とかの一曲目にかかるときっと上がると思います◎


2.The Wire/HAIM

テイラースウィフトの仲良しチームとしてよく出てくる姉妹バンドの曲です😉 アップテンポのさわやかなバンドサウンドは元気をくれます◎晴れの日にピッタリ!
3.Candy/The Singles

あの!スカーレットヨハンソンがガールズバンドを組みました!スカーレットのハスキーボイスが素敵すぎます。セクシーすぎます❤︎サウンドは少し懐かしさを感じさせるポップなダンスチューン♬


4.Yo!Verture/Boom Kat

エレクトロ、HIPHOP、ポップ、あらゆるジャンルミックスの兄妹によるユニット。妹タリンの声がキュートなんだけどファンキーでクセになります。この曲の終盤の盛り上がりは最高に気持ちよすぎます。


5.Just For You/MIX MARKET

日本のインディーズバンド。これぞ、これぞkawaii ジャパニーズガールズポップ(ロック)!英語の発音も歌もヘタウマな感じがたまらなくかわいいんです!


6.Cupid(So Far...ver)/LAMA

元スーパーカーのフルカワミキさんがボーカルのバンド。ミキさんのウィスパーボイスにきゅんきゅんします。


7.Cyclic/Buffalo Daughter

宇宙に連れてってくれそうな曲。夜の散歩、ドライブにぜひぜひ!飛べそう、、


8.Wordy Rappinghood/Tom Tom Club

このズンドコなリズムがクセになります。おしゃれな盆踊り。。?そして摩訶不思議なボーカル。みんなで輪になって踊ってみてはいかがでしょう?😜


9.Milk Crisis/The Go!Team

パッと見多国籍なバンド!その見た目と同様、音もおもちゃ箱みたいに楽しいです。ヴィヴィッドですごくテンションの上がる曲!


10.Fancy Work Funk/嶺川貴子

ラストは夢心地にいるような気分にさせてくれるこの曲。気持ち良すぎます。浮遊感ありまくり気持ち良〜い曲です。このまま眠れます💤




2016年7月20日水曜日

The Notorious B.I.G「Ready To Die」


ラップをするために生まれてきたようなビギーのラップを余すことなく堪能できる1枚です☺︎



The Notorious B.I.G「Ready To Die」1994年発売。

He is ”The Notorious B.I.G”



活動期間:1992年~1997年
出身:ニューヨーク


本名はクリストファー・ジョージ・レイトア・ウォレス。愛称はビギースモールズ、ビギー、ビッグなど。1994年のデビュー作が爆発的にヒット。当時、ドクター・ドレがGファンクを確立したアルバム「The Chronic」により、西海岸のヒップホップが盛り上がりを見せていたが、ビギーの「Ready To Die」も負けておらず、東海岸も盛り上がりを見えることになった。その巨体とラップのスキルで人気を集め、「ジューシー」「ビッグ・ポッパ」などが次々と大ヒットし一躍スターダムに。当時2パックとNo.1人気ラッパーの覇権争いをし、"東西対決"としてマスコミも騒がせたがやがて銃撃事件に発展し、97年3月殺害される。




NASの「illmatic」と同期の作品。

2人は年齢も近いし東海岸だしデビューもほぼ同じ時期なんですよね。
デビュー作にして

作が2つも同時期にリリースされる90年代アメリカ。当時に行ってその熱気を肌で感じて

みたいです。ビギーの声ってものすごく重厚感があって聴きごたえ抜群で、聴いていると

お腹いっぱいになれるんです。満たされるというか。でもフロウが軽快なのでしつこ過ぎ

ず、ずっと聴いていられるし何度でも聴きたくなるんです。骨太な声質×リズミカルなフロ

ウの組み合わせ最高です。

個人的にHIPHOPにおいてに女性ボーカルを組み込んでいる曲はあまり好みでは
ないんで

すけど、「juicy」は大好きです。トラックも途中で入る女性ボーカルも甘い雰囲気でビギ

ーのラップとかけ離れている感じが逆にクセになります。曲全体もキャッチーだし、幅広

い層に受け入れられるのもわかります。実際大ヒットしたらしいですね。しかし、こんな

に才能の塊であるビギーがHIPHOP東西抗争の犠牲者になって24歳という若さで亡くなっ

てしまったのが本当に残念です。生きていたらたくさんの名作を生み出し続けていたんだ

ろうなと思います。


BESTSONG「juicy」

2016年7月19日火曜日

人生の迷路



人生の途中に迷路に迷い込んだ時には、自分とじっくり向き合うようにしています。

具体的な方法は、自分の好きなもの。好きなこと/これからやってみたいこと/行ってみたい


場所/会いたい人/などの項目をノートにつらつらと書いていく、という作業です。

遠慮なく書きまくります。


コーヒーミルをGETしてコーヒー豆を自分で挽いて入れる/1日映画館で3本映画を
観る/リモワのスーツケースを買って自分でデザインしたステッカーを貼る/本屋の
BGMの選曲を任される/野外映画上映会を行う/海外のマラソン大会に出場する/
アフリカで自然の壮大さに涙する/ビーグルを飼う/アメリカにケンドリック・ラマーの
ライブを観に行く/海外のヴィンテージの自転車をGETしてカスタムする/webにレコード
ショップを立ち上げるetc...


これ真剣にやったら4,5時間くらい普通にかかります。が、すっごくスッキリするんです。

頭の中も心も。あと自分の頭の中にあるものを書き出してみることによって、そこから解

決のヒントが見つかったりすることもよくあります♠

生きていれば本当に色々なことに遭遇して、その中で自分を見失いそうになる時は誰にで

もあると思います。

そんな時は時間をとって自分の”want”を書き出してみてはいかがでしょう☺︎

2016年7月17日日曜日

Wu-Tang Clan「Enter The Wu-Tang」


ニューヨークのアングラから蘇ってきた悪の組織??




Wu-Tang Clan「Enter The Wu-Tang」1993年発売。

They Are  ”Wu-Tang Clan”

活動期間:1992年〜
出身地:ニューヨーク スタテンアイランド

メンバー:レザ、ジザ、オール・ダーティー・バスタード、メソッド・マン、レイクウォン、ゴーストフェイス・キラ、インスペクター・デック、マスタ・キラ、U-ゴッド、カパドナ(現段階)
Wu-Tang Clanは、デビュー当時謎に包まれた非常に大所帯なグループだったが、それぞれがソロ・アルバムを出しており、しかもそれがことごとくヒットしているという完璧なキャラ立ちがなされたスーパー・グループである。94年に発表されたデビュー作ENTER THE WU-TANG」はハードコアでありながら、パーティーなノリを忘れない作品は各方面で大絶賛され、今や90年代のミュージックシーン史に残る最高傑作と評価される。


このホラーのようなおどろおどろしさを感じる世界観。ちょっと怖いんだけど、カンフー

をテーマに打ち出しているところはユーモラス。(アルバム邦題は「燃えよウータン」)

ミステリアス且つ不気味な雰囲気は悪役集団ぽくもあります😈コミック、アニメ、ゲーム

などのカルチャーが好きな人たちにも何かしら惹かれる要素をたくさん持っているグルー

プだと思います。 散々キャラクター性について書きましたが、その音楽性も彼らにしか

し出せない世界観を放っています。アングラ×ノイジー×おどろおどろしさ+不穏なリズム

のループという掛け合わせは中毒性があると同時に不思議とキャッチーでもあり、この悪

の組織のBGMみたいなHIPHOPにエンターテイメント性すら感じるのです。平凡な日々に

最高のスパイスとなりえるアルバムです😜

2016年7月15日金曜日

CIBO MATTO「STEREO TYPE A」


これぞ90年代!エッジの効いたガールズオルタナティブヒップホップ👌


CIBO MATTO「STEREO TYPE A」1999年発売。

THEY ARE "CIBO MATTO"

活動期間:1994年〜2001年、2011年〜
出身:ニューヨーク 
メンバー:羽鳥美保、本田ゆか

ニューヨークを拠点に活動している女性デュオ。様々な音楽のサンプリングと、スイートでソフトなヴォーカルを織り交ぜたヒップホップ・ビートというユニークなサウンドを生み出し、自らが影響を受けたBeastie Boysからも賞賛を得た。国内外問わず現在の音楽シーンに多大な影響を与えている。


オルタナティブヒップホップと記載したのですが、ひとつのジャンルに縛り辛い自由自在

音楽です。歌も多いです。ボサノヴァ、ファンク、ソウル、レゲエ、ロック、ヘヴィー

タルなど様々な要素を遊び心満載で取り入れています◎でもとっちらかっているわけでは

なく、全編通して不思議な心地よさが漂っているんです。初めて聴いた時にこの不思議で

良い意味でヘンテコな音楽がとても新鮮で、一瞬でトリコになりました☺︎

才能あふれるふたりの日本人の女の子達だからこそ作り出せる音。キュートなカタカナ英

語のボーカルにユニークな歌詞。(6曲目Sci-Wasabi:Obi-wan kenobi is waiting for me in 

union square〜🎶 とか☺︎

私、チボマットを聴いていると90年代という時代の格好良さを再確認できるんですよね。

90年代は自分はまだ小中学生だったから、当時のハイティーンから20代のお姉さん、お兄

さんを雑誌にて(CUTiE、FRUiTS、Zipper、Boonとか)羨望の眼差しで見てました😌

90年代特有の雰囲気もあいまってとにかくおしゃれな人たちがみんなとんがりまくりだっ

たんです!手に届かない遠い存在の格好良い人たち。が主役だった時代。

そんな時代に生まれた音楽。格好良くないわけがないんです😁

BEST SONG「Sci-Wasabi」
ラップも歌詞もメロディもかわいいです。


2016年7月14日木曜日

Gang Starr「Hard To Earn」


天才プロデューサー・トラックメイカー、プリモことDJ Premireによる魔法。

プリモの作り出す音の中毒性に溺れてみては😎



Gang Starr「Hard To Earn」1994年発売。
THEY ARE "Gang Starr"

活動期間:1986年~2006年
出身:ニューヨーク ブルックリン
メンバー:グールー(MC)、DJプレミア(トラックメイカー、DJ)


90年代のHIPHOPにおいて最重要グループの1組として知られる。


トラックメイカー兼DJであるプリモことDJプレミアはNASの「illmatic」において「 N.Y 

State Of Mind」「Memory Lane」「Represent」の3曲をプロデュースしています。これは

彼の他の作品も聴かずにはいられないですよね。

期待を裏切らない、プリモの作るクール(すぎる)なトラックを堪能できる1枚です◎

この作品、ミニマルテクノ好きである自分にはたまらない1枚になっております。中毒性の

あるフレーズをひたすらループ、ループ、ループ。。。

そこにguruの渇いた、淡々としたラップがものすごくマッチしているんですよね。この組

み合わせはちょっと危険なのです。ランニングのときに聴いていると、どこか別世界にダ

イブしそうになるから😈あと深夜自転車で走っている時も。

個人的に中毒度が特に高くて好きなのは、4.Brainstorm、6.The Planet、11.Mass Appeal。

11→12の流れも神がかっていて好きです。



BEST SONG「Mass Appeal」
ループ天国。。

2016年7月13日水曜日

NAS「illmatic」



どんなジャンルの作品にもどんなアーティストにも「最高傑作」「名盤」と呼ばれる作品

があります。NASのillmaticもHIPHOPを語る上でマスト中のマスト。しかしこの作品にお

いては、数ある「最高傑作」「名盤」と呼ばれている作品のなかでもちょっと別次元。

はこれを聴くことで「HIPHOPってものすごく高度な芸術作品なんじゃないか?」という

疑問を持つことになりました。




NAS「illmatic」1994年発売。

Who's NAS??

活動期間:1991年~
出身:ニューヨーク クイーンズ

文学性の高い深みのあるリリックが高く評価されており、HIPHOP界最高のリリシストの一人に数えられ数々のクラシックを生み出してきた。多様な方向性に拡散を続けるこのシーンにおいて唯一、誰からも認められる最高のアーティストである。デビュー作「illmatic」は”ラップ史上最高傑作”と現在も語り継がれており、その後のラップシーンに多大な影響を与えた。


NASは人生の早い段階で学校に行くことを止めています。ただNASの書くリリックを見る

と、学校で学ぶことが人生において必ずしも必要なことではないということを思い知らさ

れてしまいます。ストリートで生きる中で得た知識や経験を基に綴ったリリックは、複雑

な言い回しや高いストーリーテリング力で成り立っています。例えば2曲目「Life' a Bitch」

という曲では”Bitch”という言葉に”厄介”とか”くだらない”などの意味をもたせています。

”人生はくだらなくてどうせ死んでいくだけだろう”というどこか冷めた視点のリリックな


のですが、このフレーズを繰り返すフック(サビ)を初めて聴いたときになんだか溶けて

しまいそうな感覚に陥ってしまいました。

派手な音や高度な楽器演奏の技術がなくても、聴いた人の心を大きく動かせることができ

る。この作品には、出会ってからずーっと圧倒されっぱなしでいます。



また、ライミングというものに意識し始めたのもこの作品からで、”Halftime”のはじめ、

You couldn't catch me in the streets without a ton of reefer
That's like Malcolm X catching the Jungle Fever
King poetic. Too much flavor, I'm major
Atlanta ain't Brave-r, I'll pull a number like a pager

この流れはいつ聴いても打ちのめされてしまいます!


また、トラックメイカーも東海岸のオールスターで、気に入ったトラックから、そのプロ

デューサーが所属しているグループまわりを聴き始めるという楽しみ方もできます◎私は

そこからDJプレミア、ピートロック、ラージプロフェッサー、L.E.S、Q-Tipを知り、ます

ますHIP HOPに深くはまっていきました。

この作品は聴けば聴くほど感じ方・楽しみ方が増してくんじゃないかなと感じます。

自分の中で人生が変わったと言って良いレベルの作品です。

2016年7月11日月曜日

THA BLUE HERB「STILLING,STILL DREAMING」


ジャパニーズHIPHOPの個人的BEST盤。




THA BLUE HERB「STILLING,STILL DREAMING」1999年発売。

THEY ARE "THA BLUE HERB"

活動期間:1997年~
出身:北海道 札幌
メンバー:BOSS THE MC(MC)、O.N.O(トラックメイカー)、DJ DYE(ライブDJ)

北海道札幌にて結成。メッセージ性の強いリリック。ハウス、アンビエントなどを取り入れたトラック。独自の音楽世界を世に送り出した彼らのデビュー作は多数のHIPHOPグループの中でも”異端”で当時、日本のHIPHOP流れを変えた、とも言われている。


音楽において未体験ゾーンというものをこれまで少なからず体験した事があるのだけど

ルーハーブの音楽体験もはまさにその中に当てはまります。シリアスでヒリヒリしていて

鬼気迫ってくる。札幌の突き刺さるような冷気が伝わってくるようなBOSS氏のラップ。リ

リック。

「THIS'98」→「ONCE UPON A LAIF IN SAPPORO」→「¥」の流れには、初めて聴いた

時思わず鳥肌がたってしまいました。

「¥」なんてリリック、トラック、フロー、全てが震えてしまうくらいのかっこよさ。

本語でこんなにかっこいいことができるんだ。。という驚いたのと同時に、日本語にしか

できないかっこいい言い回しを巧みに操る彼らの音楽からは純日本産であることの誇りも

すごく伝わってきます。メイドインジャパン。メイドイン札幌の気高いHIPHOP。

BEST SONG「¥」

2016年7月10日日曜日

N.W.A「Straight Outta Compton」



ギャングスタラップへの取っ掛かりが取れた1枚。





N.W.A「Straight Outta Compton」1988年発売。

THEY ARE "N.W.A"

活動期間:1986年〜1991年、1998年〜2002年
出身:カリフォルニア コンプトン
メンバー:イージーE、ドクタードレー(1991年脱退)、アイスキューブ(1989年脱退)、MCレン、DJイェラ、アラビアンプリンス(1988年脱退)

西海岸出身のギャングスタラップの元祖と言われている伝説的なグループ。アメリカ犯罪多発地域として有名な”コンプトン”出身で黒人差別や理不尽な社会に対してラップで立ち向かった。過激な歌詞から「世界で一番危険なグループ」としてFBIからも目をつけられる存在に。


説明だけ見ると、おっかないグループに感じると思います。、、が、このグループは結成

から解散に至るまで本当に様々なドラマがあります。ちなみに彼らの歴史とか背景に関し

ては自伝的映画「ストレイトアウタコンプトン」を観るとわかりやすいです◎ 映画とし

てもかなり面白い!



先日紹介したデラソウルとは打って変わってのギャングスタラップグループですが私はこ

の作品を聴いて、いわゆるイカついとか、過激とかなイメージのHIP HOPに対しての偏見

のようなものがなくなりました☺︎それは彼らの人生とかドラマを知った上で

聴いたからというのもあるのですが、、、

それらを抜いたとしても、音楽的にただ単純にハイパーカッコイイんです!ドクタードレ

ーの作るG funkサウンドがキャッチーなのと、メンバーがそれぞれキャラ立ちしているラ

ップ。声で誰なのかが1発で分かるっていうのってすごい!

ちなみに わかりやすいところだと1曲目で言うと、イカツイ声→アイスキューブ、普通の声

MC レン、甲高い声→イージーとなっております。中退はしたけど工科大学行ってる優

等生だったアイスキューブがイカツい声でラップが上手く、本物のギャングだったイージ

Eが甲高い声でちょっとへたっぴなラップ(失礼、、)というのが面白いところ😅これが現

実なんですね笑 ここがN.W.Aのこの作品の大きな魅力でもあります◎

ギャングスタラップもかっこいいんだ、、とここでさらに自分のHIP HOP好きの範囲が広

がることに。。

ただ、アイスキューブがこのアルバム後抜けちゃうからオリジナルメンバーでの作品は

れオンリーです。


BEST SONG Gangsta Gangsta」

うーん名曲だらけなので迷ったけどヴァースのまわし方が◎個人的に一番好きな曲!


2016年7月9日土曜日

De La Soul「3 Feet High And Risingng」



HIP HOPを聴かない人にもきっと気に入ってもらえるであろう1枚!



De La Soul 「3 Feet High And Rising」1989年発売。

THEY ARE De la soul”.

活動期間:1989年~
出身:ニューヨーク ロングアイランド
メンバー:ポス(MC、プロデューサー)、トゥルーゴイ(MC、プロデューサー)、メイス((MC、プロデューサー、DJ)


独自のユーモアセンスと革新的なサウンドでニュー・スクールの代表的なグループとして知られ、現在のヒップホップに多大なる影響を与えた。文系HIPHOPの元祖と言われることも。HIPHOP好きではない多くのリスナーからも支持されている。


ギャングでも不良でもない、ニューヨーク郊外の高級住宅街で育った3人組が奏でる最高

POPで楽しくなれるHIP HOP。ちょっと力の抜けた3人のおしゃべりのような掛け合いの

ラップを聴いたときに、いかつくないHIP HOPもあるんだということを知りました。日本

のHIPHOPアーティストにも多大なる影響を与えているそうです。確かに彼らのHIPHOPを

聴くと、自分(日本人)もHIPHOPやれるんだ!と勇気を貰えると思います。HIPHOP=ハ

ードな人生を送っていないとできない、という考えを彼らが覆してくれたんだろうな。

感じるのです。だから、私はHIPHOPを聴いたことがない、苦手、と思っている人にはま

ずデラソウルを進めます!

ジャケットもかわいいですよね。このジャケット通り、カラフルと楽しいとワクワクがギ

ュッと詰まっています。アルコールよりもオレンジ味のソーダを飲みながら聴きたい1枚で

☺︎ぜひ女の子にも、彼らと同じような文化系男子にもこんなに楽しいHIP HOPがあるん

だということを知ってほしいです。

BEST SONG「eye know

PVも手作り感と良い意味でのチープさがたまらないです◎

2016年7月8日金曜日

I LIKE HIP HOP...


音楽において HIP HOP ってどういうイメージですか?

怖そう、悪そう、イカつい、過激、ギャング、男の世界。。

男性も女性もHIP HOPを聴かない人は少なからずこういったイメージを

持っているんじゃないかな?と思います。

私はそうでした。そしてもちろん上記のイメージも間違いではないです😂

、、、が、それらだけがHIP HOPではないし、これらのイメージだけで

遠ざけるのはもったいないです!
(※HIP HOPは文化そのもので、HIP HOPミュージックという記載が   
    正しいのですがひとまずHIP HOPで統一します。)


私は音楽が大好きで色々な音楽を聴いてきましたが、HIP HOP・RAPミュージックは

避けていました。上記のイメージから喰わず嫌いしていたんです。

海外のインディーズ系のロックバンドやかわいいガールズポップ、ミニマルテクノを

特に好んでいた自分にはあまりにも好きな世界観と離れていると思われたHIP HOPは

どうも敷居が高かったんです。

そんな自分が最も好きな音楽としてトリコになってしまったHIP HOP。

なぜでしょうか。その要因を掘り下げてみました。


HIP HOPに夢中になった理由

①トラックのバリエーションが無限大。
HIP HOPのトラックには音楽的ルールがないので自由に面白いこと・格好いいこと
ができるのです。サンプリングでロック・ジャズ・ファンク・ポップス・はたまた
クラシックまで、様々なジャンルの音楽をミックスすることもできるので、どなたでも
何かしら自分の好きな曲を見つけられるんじゃないかなと思います◎
年代によっても作られた地域によってもそれぞれのスタイルがあり、違いを聴き比べる
のも楽しみ方のひとつになっていると思います!

②歴史
HIP HOPは1970年代初頭に登場したと言われている他のジャンルに比べて比較的
新しい音楽です。なのですが、その中に様々な出来事が凝縮されています。
差別や貧困、時には殺人も。。悲しく血なまぐさい事件もありますが、こういった
ことはHIP HOP音楽を知る上では避けて通れない出来事です。
これらを知ることによってHIP HOPがただ怖くてイカついものだというイメージに
少しストップがかかると思います。
この辺りは書き連ねると長くなりすぎるので興味のある方はwikipediaにて。。

③各アーティストのキャラクター性
ギャングスタライフを唄うワルなラッパーもいれば、文学的でユーモアのセンスに
溢れたラッパーも政治の強い硬派なラッパーもいる。キャラクターの豊富性。
HIP HOPを知っていくなかで本当に面白いなと思いました。
自分のキャラ、生き様を武器に音楽を作り上げるってアツイです。

④HIP HOPは高度なアートなんじゃないか
HIP HOPは基本的にはDJとラップをするMCで成り立っています。楽器を持って
演奏したり曲を歌い上げたりといったことは基本的にはないです。
そのものすごくシンプルな成り立ちで多様性な音楽を楽しめます。
そしてラップ、ライミング(韻をふむ)。
どんなに過激なことをリリックに綴っていても(私は英語がわからないというのも
あるのですが)格好いいライミングには知的さすら感じるんです。
これって誰にでもできるわけではないことだな、と思います。
どんなに楽器演奏や歌が上手くてもできるかと言われるとちょっと難しいと思います。
そう考えるとHIP HOPはストリートだからこそ生まれたものすごく高度なアートなのでは
ないか?ということをよく考えます。

ざーっと並べてみましたが、これらのことからHIP HOPって”生き様”そのもの
だと思うんです。いやはや本当に大好きです!


今回、HIP HOPへの自分なりの愛を語りました。
これからこのブログでHIP HOPの曲やアルバムをどんどん語っていきたいと思います。
少しでもHIP HOPに興味を持ってくれる人が増えれば非常〜に嬉しいです☺︎


2016年7月7日木曜日

park and culture and ....

初めての投稿です。

「park」というのは私がいずれHIP HOPを中心としたCD・レコードショップ兼

サイトをweb上に立ちあげたく、その際に付けたいと思っている名前です☺︎



このブログでは大好きなHIPHOP音楽を中心に、映画や本、その他の音楽等の

カルチャーを紹介していきたいと考えています。



私の学生時代の生きがいはもっぱら映画・音楽・本(雑誌)


などのカルチャーと高校を卒業したら上京する!という目標でした。


私の出身地はいわゆる田舎なので、観たいミニシアター系作品は


上映されないし、肝心の欲しいCDも販売されていない、という環境でした。


また、パソコンでインターネットをする環境は普通にありましたが、


youtubeやニコニコ動画といった動画サイトがまだ存在していなかったし、


スマホも全く普及していませんでした。


こういった環境にいるカルチャー好きは、時間とお金(学生にはなかなか厳しい)


をかけてCDやDVDを購入、レンタルしたりしなくてはいけません。


要は、CDの視聴、映画の評価を見る、といったことが簡単にできないので


ものすごいリサーチを重ねつつ、自分の直感を研ぎ澄ませてCD・DVDショップに


行かないとお金のないカルチャー好き学生には命取りになるのです。。


でもそうして購入した作品たちは本当〜に愛おしいし、この行動自体にも楽しさを


感じていました。


現在ではどこにいようが、インターネット通販でなんでも手に入りますし、


なんなら動画サイトで観て、聴いて済ませる。なんてこともできてしまいます。


今現在のティーンが羨ましいと思うと同時に、あの不便な田舎住まいの


カルチャー好き学生時代を体験したからこそ、好きなことを貪欲に


追求・探求する精神を培われたのかな、とも思ったりします。


もちろんインターネットも、貪欲に好きなことを追い求められるツールです!


スマホもインターネットも使用し、大人になった今でも好きなカルチャーを


追い求めることが自分の生きがいなのは変わりません。


ただ、私はスマホもインターネットも使用しますが、CDや本、DVDはデータより


断然実派です。こればっかりは私個人は、現在のデータで済ませる、という


スタイルがどうもあっていないんです。外出する時はipodやiphoneに曲を入れて


データを持ち運びますが、やはり大好きな作品は自分の手元に置いときたいです。


これは学生時代の、例えばCDを購入して家に帰ってドキドキしながらパッケージを


あけてCDプレーヤーにいれて、歌詞やアートワークを眺めながら音楽鑑賞を楽しむ、


また、ジャケットをインテリアとして並べて楽しむ、といったことが身にしみついて


いるからかな、と感じます。映画もパソコンやスマホではなく、映画館か自宅のテレビで

観たいです。別に大したこだわりではないかもしれませんが、自分の中では大きな


こだわりです。


長くなりましたが上の方でも書いたとおり、いずれHIPHOPを中心としたweb&shopを


立ち上げたいのでCDにしろ、DVDにしろ、本にしろ、実物の良さみたいなものが


少しでも伝わるようなブログにしていきたいなと思います☺︎